評価と感想
グラフィックは過去最高
据え置き機だけあって、過去のナンバリング作品と比べてもグラフィック面は相当良く、64のポケスタやWiiのバトレボのように、バトル自体が見ていて楽しめるものになっている。
ただグラフィックが良くなったとは言え、街やダンジョンの作り込みが進化しているわけではないので、結局は民家に入ってNPCに話しかけるだけというのは従来と変わらない。
基本的な部分はこれまでのポケモンを踏襲しつつ、フィールドやバトルでのポケモンの姿をよりリアルに描いた作品と言える。新ポケモンでお気に入りが出来ればかなり楽しめるはず。
レイドバトルに課題あり
新要素もいろいろとあり、ポケモンが巨大化して戦う「ダイマックス」や、多くの野生ポケモンが生息する「ワイルドエリア」など、なかなか楽しめる内容になっている。
「マックスレイドバトル」もそのひとつで、4人協力プレイでダイマックス化した野生ポケモンを捕まえるのだが、いかんせん味方になってくれるNPCがめちゃくちゃ弱い。最初はそれほど気にならないが、何度もやっているとだんだんしんどくなってくる。
またレイドバトルは他プレーヤーとの協力プレイも可能で、これなら弱いNPCを使わなくて済むのだが、その場合協力プレイに参加してくれた他プレーヤーはポケモンが捕まりにいという謎仕様が発生する。
一人でやるとNPCに足を引っ張られ、複数人でやると他プレーヤーに不利益が発生するという、流行らせたいのか何なのかよくわからない状態となっている。
新要素として楽しめる反面、こうした不満点がプレイしているとちょこちょこ出てくるので、そこら辺を改善してくれたらさらに良い作品になると思う。